1. 受注前に確認すること
受注前には確認事項がたくさんあります。
もし可能であれば、受注前には面談をしましょう!内容等の擦り合わせ(案件定義)と期待値調整です。特にデザインに関しては、相手の期待がどこまでなのかをしっかり把握して、予算ごとにできることと、できないことを明確に伝えるようにしてください。※ココナラは難しいが、購入後はココナラサービス内で可能。
- 内容等の擦り合わせ(案件定義)
- 受注前の案件定義リストはこちら
- 受注前の案件定義リストはこちら
- 期待値調整
- 具体的に今回の業務内容と、できることを明確化して伝えておく(期待しすぎてないかの確認)
- 案件詳細を定義して(こちら側で)、定義したもの以外は追加料金(あるいは対応NG)であることを明確化して伝えておく。
案件定義の目的/内容
※動画内のNotionはこちら
案件定義する項目
- キャンセル・修正ルール
- キャンセルについては契約書で取り決める
- 修正回数、どのタイミングで修正できるかなど
- 仕様面ルール (こちらのシートを確認)
- テキストはどちらが用意するのか、画像はどちらが用意するのか
- CSSの書き方
- ブレイクポイントのタイミングなど
- クライアント情報
- 支払サイト(支払サイクルのこと)
- 確認フロー(だれが確認するのか、担当者以外にいるのか)
- 連絡手段(chatworkなど)
- 期限の設定
- 各所のマイルストーンを設定(だれがどのくらいの期間)
- 検修期間の設定(作品提出からいつまでに確認して納品とするか)
初めの取引では、基本的に契約書を交わすようにしましょう。
※おすすめの契約書はこちらです。
※契約書は電子捺印で問題ありません。
2.面談準備/対策について
準備物・過去質問シート・ヒアリングシートはこちら(再掲)
面談前
- 直接お伺いでも、Zoomでもどちらでも可能であることを、さらっと言っておくこと
- 面談前日は、リマインドすること。「明日はよろしくお願いいたします」
※リマインドという言葉は使わないでくださいね。(同僚とかで使う言葉です)
可能なら、直接会う方が他の候補者との圧倒的な差別化になります。
面談当日
まずは相手のパターンによって、コミュニケーションの仕方が違います。相手の話す速度・話す間などのペースを合わせて対応しましょう。
よくあるパターン
- 面接系面談
このパターンの場合は、一方的に質問を受けることが多いです。基本質問に回答していく形ですが、機械的に答えるのではなく、アピールするつもりで回答しましょう。 - カジュアル面談
基本的には挨拶しながら、お互いに質問を受けたりして進行していきます。会話の中で、アピールをする認識を持って取り組んでください。
よくある流れ
自己紹介の中では、人柄やアピールをするのが一般的です。相手にどうメリットがあるかを伝えてください。
(例) 会計部で働いていたため、タスク管理や小さなミスに細かく、Web制作でもこの経験は活きています。
基本的には、実績やスキルを聞かれます。(例)ガルプは使えますか?CSSはどうやって書いている?
もし、難しいで即答できない場合、「1度持ち帰って検討させてください。」とお伝えするようにしましょう。
CSSのルール等の確認、進捗共有等はGithub等を使うかどうか?、テスト環境等はどっちが用意する?
3. 案件対応の流れ
※これは画像になります。
流れの注意点
CS営業では基本的には契約書がなくても、契約は成立します。未払い等のリスクもない点や、違反等のリスクがないため、その点は安全です。しかし、「修正回数」や「お客様の提出期限」の設定と遅れた場合のルール設定、念の為、「キャンセルは着手後できない等」の握りは必要です。また期待値調整を行うことも忘れないでください。
制作会社では、受注の直前で、契約書を交わします。その際に同時に正式な見積書も発行します。
納品後は10日程度〜1ヶ月程度の無料修正期間があるのが一般的です。(上記は仮で10日間としています)
請求書のタイミングは、基本的に納品直後になります。
4.納品前 (提出)について
納品前チェックシートはこちら
納品時の基本知識
- 前日提出が基本
納品or提出する前は、どんなに遅くても『当日の営業時間内がルール(基本)』です。 ただし、期限設定の際に提出日の終日までとさせてください。という握りをしていれば終日でも可能と思います。ただし、基本遅くて、営業時間内なので、『前日提出すること』を基本として捉えておくのがちょうどいいです。 - こまめに連絡をしておくこと
相手に安心感を与えることはとても大切です。そのため、案件当日以外にも『概ね期限通りの進行させていただいております。予定通り提出予定ですのでご安心くださいませ。』など自発的な報連相はとても大切です。 - 万が一遅れそうな場合(※基本絶対NGです!)
基本的には絶対NGです!ただし、万が一何かが起こり、遅れそうになった場合は、外注を検討し、即対応してもらえるか相談してみましょう。最善を尽くし、全てを尽くし終えて、それでもどうしても難しい場合のみ、連絡をしましょう(ただし、はやめに)。
5. 契約書について
資料作成中
大切なこと
契約書は基本的に、業務委託契約書や守秘義務契約書、個別契約書があります。
守秘義務契約書があることで、意外と実績公開できないことが多いです。
- 賠償責任は要確認しておくこと
たとえば、損害賠償最高額が100万円となっていた場合は危険ですので、業務提携しないほうが良さそうです。
あくまで最高額は、受注金額を最大額とするとしておくと良いかと思います。 - 瑕疵担保責任について(かしたんぽ)
瑕疵担保とは、不具合が見つかった時の責任をおうということ。これは基本的には期間を定めるのが一般的です。
当然バックアップ等をとりつつ、万が一のケースを考え、半年や1年など期間を定めておくようにしてください。 - 検収/検査について
検修期間とは、作品を提出してから、お客様が確認をする期間です。これを定めていないと、永遠にチェックが完了せずにお金が振り込まれないトラブルになるので、期間を設定し、期間が過ぎた場合納品になる旨を設定しておきましょう。